資本金の額を変更する目的と方法について

資本金は会社の信用力を図る指標の一つであり、自由に設定することができます。

いったん定めた資本金は、変更できないわけではなく、必要な手続を行うことにより、増やしたり減らしたりすることができます。資本金を増やすことを「増資」、減らすことを「減資」といいます。

増資する目的としては、会社の信用力を高めたり、許認可の要件を満たしたりすることがあげられます。会社の規模にもよりますが、最短1日で実施することができます。

一方、減資する目的としては、税負担を小さくすることがあげられます。資本金が一定額を超えると税負担が大きくなるためです。増資とは異なり、「官報」という国の機関紙に公告したうえで、金融機関や得意先等に対して通知をする必要があるため、会社の規模にかかわらず、少なくとも1か月半はかかります。

増資、減資いずれも登記が必要となります。また、スケジューリングの組立てに関して工夫を要し、見識が求められるところです。
まず、会社設立後、一度も資本金の額を変更していない場合、一度資本金の額を見直ししてみるのはいかがでしょうか。

基本的には、司法書士や税理士が中心となって、会社の資本政策等について提案等をいたします。

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司法書士 本橋 寛樹

司法書士法人F&Partners所属。司法書士、東京司法書士会登録、登録番号:第7888号

※記事は執筆時点の法令等に基づくため、法令の改正等があった場合、最新情報を反映していない場合がございます。法的手続等を行う際は、各専門家に最新の法令等について確認することをおすすめします。