相続クイズ:法定相続というくらいだから・・・

次の記述が正しければ〇、正しくなければ×をつけてください。
「遺言書がない遺産相続の場合、必ず法律で決められた割合で分割をしなければならない」

(答え)✖

 遺言書がある場合は、原則、遺言書に沿って相続します。それがない場合については、民法では「誰がどれだけ相続するか」が決められており、それに基づいて相続します。これを法定相続といいます。
 また、相続人全員で協議して、それぞれの事情に応じて分けることもできます。これを分割協議による相続といいます。分割協議による相続を身内のみで進めるのは、法律的にも精神的にも大変難しいところがあり、専門の士業にお任せいただくことをお薦めしております。

相続の種類 内容
法定相続 民法で決められた人に決められた割合で分割する相続
遺言書による相続 亡くなった人が遺言書により相続の内容を決める相続
分割協議による相続 相続人全員で協議して遺産の分割方法を決める相続

※記事は執筆時点の法令等に基づくため、法令の改正等があった場合、最新情報を反映していない場合がございます。法的手続等を行う際は、各専門家に最新の法令等について確認することをおすすめします。