相続クイズ:隠れた遺産を見つけたときは?

次の認識が正しければ〇、正しくなければ×をつけてください。
「父の遺産を母と兄弟で分けるため、財産目録を作成し、法定の割合で分けることにした。ところが、家族の誰も知らない株式を父が有していたことが判明した。この場合は面倒でも、再度、話し合いをしなければならない」

(答え)〇

 「法定の割合で分ける」と言っていることから、遺言書がないことが想像されます。この場合、まず行わなければならないのは「財産がどれだけあるのか」を徹底的に調べ、しっかりとした財産目録を作ることです。専門家によるサポートを受けることなどもご検討ください。
 それでもなお、財産目録に入っていない遺産が、遺産分割を行ったあとに見つかった場合、新たに発見された遺産について改めて遺産分割をする必要があります。
 当然、このようになると時間と労力がよりかかってしまいます。まず亡くなった人の遺産の確認をきちんと行って、財産のリストを作ります。また、不動産や美術品といった値段がつけにくいものは、評価額を算定して決定しなければならないので、時間も必要です。

※記事は執筆時点の法令等に基づくため、法令の改正等があった場合、最新情報を反映していない場合がございます。法的手続等を行う際は、各専門家に最新の法令等について確認することをおすすめします。