「1日1粒で医者いらず」梅の効果

おにぎりやお弁当に添えられ、日本人に馴染み深い食材である梅。
「1日1粒で医者いらず」と言われる梅にはどんな効果があるのでしょうか。

梅に含まれる栄養と効果

梅にはクエン酸、ミネラル、ビタミンが豊富に含まれます。
特にクエン酸については果実の中で含有量が最も多く、小さな1粒にレモン1個の2~3倍含まれています。

(1)生活習慣病の予防
クエン酸は血液をサラサラにし血流を改善することで動脈硬化を防止します。
また、クエン酸には抗酸化作用があるため、生活習慣病の原因となる活性酸素(過剰になると細胞を傷つけてしまうものです。)を除去してくれます。

(2)疲労回復効果
よく知られている疲労回復効果ですが、これはクエン酸によって疲れの原因となる乳酸を分解して体外へ放出しているのです。と同時に体内のエネルギー代謝も活性化させています。

(3)殺菌・除菌効果
クエン酸は殺菌・除菌効果に優れています。昔からおにぎりやお弁当に梅干しを入れるのはクエン酸によって食品が傷むのを防止しているのですね。

(4)食欲増進・消化促進効果
梅干しと聞いただけで唾液がでてくるかと思います。これは、梅干しの酸っぱさが唾液分泌を刺激することによりますが、この現象にももちろん意味があります。
唾液には食欲増進効果や消化促進効果があるのです。これからの時期、食欲が落ちがちですが梅干しを食べることで夏バテ防止にもなりますね。

(5)他にもたくさんある効果
他にも、骨粗鬆症予防効果、最近は梅干しを熱することで生ずる成分によるダイエット効果があることもわかってきています。

まさに万能食品である梅。
次回は梅干しの作り方をご紹介します!

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「みんなの終活窓口」の終活コーディネーター。 「食べ物が身体を作る!」と栄養のことも勉強中。栄養と終活の融合を目指してます。 終活と聞くと死ぬ準備とネガティブにとらえられがちですが、「これからの自分の毎日を充実したものにするための前向きな活動」という認識が当たり前になってほしいと思っています。 ぜひ一緒に終活に取り組んで、明日からの日々を充実したものにしましょう!

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