かぼちゃを賢く食べる方法

この季節、芋・栗・南瓜好きの方にとってはまさに天国のような商品の多さだと思います。

今回は、前回ご紹介したかぼちゃの栄養素をしっかり摂るために適した調理法などをお伝えしていきます。

かぼちゃのもつ栄養成分を効率的に摂取するには

油と一緒に料理する

ビタミンA、ビタミンEは一緒に摂ることでより栄養価が上がります。かぼちゃにはビタミンA、Eが豊富ですが、さらに有効に取り入れるには、油を使用した調理法がおすすめです。

かぼちゃに含まれるβカロテンは体内でビタミンAに変換されます。

このビタミンAとビタミンEは「脂溶性ビタミン」であるため、油との相性が良いのです。
油を使うことで、体内への吸収率がupします。

加熱で壊れやすいビタミンCもかぼちゃなら大丈夫

かぼちゃにはビタミンCも多く含まれています。ビタミンCは「水溶性ビタミン」で熱に弱く壊れてしまう弱点があります。
しかし、かぼちゃにはでんぷんが多く含まれており、でんぷんがビタミンCを包んで守ってくれるため、火にかけても壊れにくいという特徴があります。

油と一緒に火にかけると、ビタミンA、Eの吸収力が上がるとともに、ビタミンCを壊さず摂れるため、抗酸化作用を持つビタミンA、C、Eをまとめて摂ることができます。

おすすめ料理

かぼちゃのソテー

かぼちゃに含まれるビタミンA、Eの吸収を良くする簡単な調理法は、油を使うことです。

油で炒めることで吸収力がupします。また、トッピングにナッツ類を利用することもおすすめです。ナッツ類はミネラル豊富なうえに良質な油も含まれていることから栄養の吸収率も良くなります。

かぼちゃのポタージュ

かぼちゃに豊富に含まれるビタミンCやカリウムは水溶性ですが、汁物にすることで栄養素を余すことなく摂ることができます。
ポタージュにするために加える牛乳などでたんぱく質を摂ることもできますね。
捨ててしまいがちな種やワタも、種は炒って飾り付けに散らし、ワタは具にすれば完璧です。

まとめ

かぼちゃは調理しても栄養価が崩れにくく、調理方法を工夫すればさらに吸収が良くなります。
今回ご紹介したおすすめの料理を参考に、他の食材とも組み合わせて食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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「みんなの終活窓口」の終活コーディネーター。 「食べ物が身体を作る!」と栄養のことも勉強中。栄養と終活の融合を目指してます。 終活と聞くと死ぬ準備とネガティブにとらえられがちですが、「これからの自分の毎日を充実したものにするための前向きな活動」という認識が当たり前になってほしいと思っています。 ぜひ一緒に終活に取り組んで、明日からの日々を充実したものにしましょう!

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