【連休特集】終活コーディネーターが「選ぶ終活本」~介護編
出典:厚生労働省『健康寿命の令和元年値について』
最新の健康寿命と平均寿命
健康寿命とは、健康上の問題で日常の生活が制限されることなく生活できる期間。
平均寿命とは、生まれたばかりの0歳の子どもが生存するであろう平均期間をいいます。
最新の健康寿命と平均寿命は以下の通りです。
健康寿命 男性:72.68歳 女性:75.38歳(2019年)
平均寿命 男性:81.41歳 女性:87.45歳(2019年)
健康寿命と平均寿命には、男性で8.73年、女性で12.06年の差があります。
この時期は、やはりライフステージとしても、認知・判断能力の低下・喪失に備える時期でもあります。認知・判断能力の低下は誰にでも起こりうること、そしてその変化は本人も周囲も気付きにくいことを考慮した上で、金融面での備えを行っておく必要があります。3連休最後の月曜日。介護に関する本を特集しました。
『ボクはやっと認知症のことがわかった』●長谷川 和夫
「長谷川式スケール」を開発された認知症の専門医が認知症になり、自らの歩んできた道や、日本における認知症の変遷について、認知症とは何かについて綴った本です。最後は日本人に伝えたい遺書になっています。泣きます。
『親の介護・認知症で やってはいけない相続』●税理士法人レガシィ
相続に関する法律や制度、税金について書かれた本は多いですがここでは、税理士として相続にかかわった経験からくる、「人間的な視点」で教えてくれています。これからは「親の介護・認知症」は、こどもにとってよりリアルな時代です。「身体の介護」や「資産の介護」は家族以外に助けを求められますが、「心の介護」は家族にしかできません。そんなことを気づかせてもらいました。
『事例でわかる経営者の認知症対策』●川嵜 一夫
社長!!あなたが認知症になっても会社は大丈夫ですか?認知症だけでなく、明日何が起こるか分からないこのご時世…。無事に乗りきるためにはしっかりとした対策が必要です。任意後見・家族信託を事例を挙げて解説されています。
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