創業への思い

 株式会社ルリアンは2018年4月、相続に関する顕在的・潜在的なニーズを背景として設立されました。主たる事業としてお客様と専門家をおつなぎする「みんなの相続窓口」(遺産相続に関する事業)を運営しています。葬儀社や金融機関などとの連携により、お亡くなりになられた家族の皆様にお困りごとをお聞きすることを起点とし、必要なサービスをご提案しています。
 顕在的なニーズとして把握していたのは、死亡者数が2040年まで増え続け相続案件も増え続けるというものでした。また、相続税の基礎控除額について引き下げる(5,000万円から3,000万円)という2015年の法改正もありました。これにより、対象となる被相続人(お亡くなりになられた方)はほぼ倍増することが国税庁により試算(56,000人→103,000人)されていました。一方で、当時は相続手続きに関するサポートは数億円の資産を持つ富裕層向けのものが中心となっており、資産数千万円以下の層への相続手続きサービスを展開する事業者の層は希薄であると考え、創業に至りました。
 潜在的なニーズとしては、相続の諸手続きがいかに手間のかかるものであるかが、なかなか理解されていないということがありました。当社は、まずお客様へのお電話で状況を確認し、さらに専門家による面談で潜在ニーズを顕在化させていきます。自分たちでやってみて疲弊したり、親族同士がトラブルになってしまったりという、お客様が直面する問題をワンストップ型のサービスによって防ぎたいということで、「争いを防ぎ 人と人をつなぐ」という企業ビジョンを掲げています。
 お客様と専門家をつなぐ以外にも、専門家自身の研鑽やDXによる効率化など、サービスの最適化を進めることも使命であると考え、推進してきました。相続全体のリスクマネジメントをしていくことが私どもの存在意義となりつつあります。おかげさまで設立以降、業績は右肩上がりで推移しております。相続に関する社会的課題がそれだけあったということに他なりません。今後も社会に役立つサービスの展開により会社の成長を図り、社会の発展に寄与していきたいと考えています。 代表取締役会長兼CEO  藤巻 米隆【創業者】

  • 1960年5月30日生まれ
  • 同志社大学法学部法律学科 卒業
  • 大学卒業後、司法書士事務所に勤務し2年後に司法書士試験に合格
  • 26歳で司法書士事務所を開業
  • 2018年に当社創業後は司法書士登録を外し、当社事業に専念