預貯金口座を調べる手続きについて
相続する上で、財産がどの程度あるのかを知ることはとても大切なことです。
色々調べる前に、相続人同士で具体的な話し合いを始めてしまって、実際の相続財産を確認したら、言い争うほどの金額は無かったり、負債の方が大きかったりということもあり得ます。
相続財産はどれだけあって、どのように調べていけばよいかはケースバイケースになりますが、先ずは頭によぎるのが預貯金では無いでしょうか。
そういった預貯金のうち、ゆうちょ銀行の口座調査方法をご案内します。
ゆうちょ銀行の貯金照会
貯金等の有無が不明な場合、記号番号が不明な貯金等がある場合は、まずは「貯金照会」という手続きの申請を行い、口座確認をします。
お近くのゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口で受け付けてもらえますが、相続人であることの確認のため、下記書類等の準備が必要です。
- 被相続人の死亡が確認できる戸籍謄本など
- 相続人であることが確認できる戸籍謄本など
- 相続人本人であることが確認できる運転免許証など
- 相続人のハンコ
およそ2~3週間にて、口座の有無・記号番号の照会が出来ます。
口座が存在する場合、残高の記載もありますが、残高に関する証明書ではないので実際の金額との差異が生じることもあります。
ゆうちょ銀行の残高確認
上記の「貯金照会」の結果に基づいて、判明した口座について残高証明書の請求を行います。
必要書類は、「貯金照会」と同様です。
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行政書士 大澗 純一
行政書士法人F&PartnersEAST所属。行政書士、東京都行政書士会登録、登録番号:第07081905号
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※記事は執筆時点の法令等に基づくため、法令の改正等があった場合、最新情報を反映していない場合がございます。法的手続等を行う際は、各専門家に最新の法令等について確認することをおすすめします。