ハロウィンのお飾り?かぼちゃの魅力

気づけばもうすぐハロウィンの季節となりました。
ハロウィンといえばかぼちゃですが、その栄養素についてはあまり認知されていないように思います。
そこで今回は、ハロウィンのお飾りだけではないかぼちゃの魅力についてご紹介していきます。

かぼちゃの旬

かぼちゃと言えば、ハロウィンや冬至など秋冬に食べるイメージが強いですよね。

実は収穫自体は7〜9月の夏〜初秋に行われるのです。なぜ収穫して少し時間が経ってから食べるのかというと、1つはかぼちゃは収穫したてよりも2〜3ヶ月寝かせておいた方が、甘みが増して美味しくなるからです。
また、かぼちゃは保存性に優れているため、元々は保存食として扱われていました。秋までに収穫しておいたかぼちゃを、食べ物が少なくなる冬に食べることが多かったのです。

かぼちゃの栄養素と効能

免疫力の強化・疲労回復

ビタミンA・C・E(エース)は、抗酸化作用を持つ栄養素です。
かぼちゃには、これらのビタミンが豊富に含まれているため、抗酸化作用によって免疫力アップや老化防止に役立ちます。

冷え性の改善

疲労回復に役立つビタミンEは、冷え性の改善にも役立ちます。
血行不良は冷え性や肩こり、頭痛のほかにも肌荒れなどの原因にもなりますが、ビタミンEは身体の末梢血管を広げることで血流を改善してくれます。
特にこれからの寒い季節にぴったりの食材ですね。

かぼちゃに含まれるビタミンEの量は、他の野菜に比べてもトップクラスです。かぼちゃ100gには、1日に必要なビタミンEの半量が含まれています。
(かぼちゃ100gは、煮物サイズに切ったかぼちゃ4個分くらいです。)

むくみ改善

普段からむくみに悩まされている方は多いかと思います。
むくみの原因の一つに、塩分の摂りすぎがあるのですが、かぼちゃはナトリウムと結合して体外に排出してくれるカリウムも豊富なので、むくみの改善にも効果的なのです。
その含有量は野菜の中でも、むくみに効果的であると言われるきゅうりの約2倍以上、スイカの3倍以上ものカリウムが含まれています。

皮や種には栄養素が凝縮

調理の際は捨ててしまうことがほとんどであるかぼちゃの種には、たんぱく質や身体の調子を整えるミネラル、良質な脂質が豊富に含まれています。
種はワタから取り、よく洗った後にフライパンやオーブンなどで軽く焦げ目がつくまで炒ると食べることができます。
そのまま食べたり、サラダなどのトッピングにするといいでしょう。種の皮は固くて食べられないこともあるため、ニッパーやキッチンバサミなどでむくことをおすすめします。また、かぼちゃの皮には、実の2倍以上のβカロテンが含まれているため、調理の際はすべて捨ててしまわずに皮を少しそぐ程度にすると良いでしょう。
さらに、捨ててしまいがちなかぼちゃのワタには、食物繊維が多く含まれています。
煮物などにしてよく火を通せば食べやすくなり、甘みも増すため、ワタもできる限り食べるといいでしょう。

この時期になると、ハロウィンに向けて各所でかぼちゃを使った商品が売られていると思います。
かぼちゃは野菜の中ではカロリーが高めなので敬遠されがちですが、体調を整えるために必要な栄養素の宝庫でもあります。
ぜひこれからの季節、食卓の一品にしてほしい食材です。
次回は、そんなかぼちゃのおすすめの調理法などをご紹介します!

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「みんなの終活窓口」の終活コーディネーター。 「食べ物が身体を作る!」と栄養のことも勉強中。栄養と終活の融合を目指してます。 終活と聞くと死ぬ準備とネガティブにとらえられがちですが、「これからの自分の毎日を充実したものにするための前向きな活動」という認識が当たり前になってほしいと思っています。 ぜひ一緒に終活に取り組んで、明日からの日々を充実したものにしましょう!

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