日本一カンタンな「投資」と「お金」の本|終活コーディネーターが選ぶ「終活本」

日本一カンタンな「投資」と「お金」の本 ●中桐啓貴

人生100年時代のあなたの投資戦略は?

久々の終活本コラムの更新です。

投資についての本を貸してもらったので読んでみました。

終活本?ではないかもしれませんが、「老後をより楽しむ」ためにはやはりお金は必要です。

そして、人生100年時代と言われている今、私たちは自分の老後についてしっかり考えなくてはいけません。そのような意味で、はっとさせられたフレーズがあったので、ご紹介したいと思います。

65歳まで働いて、80歳で寿命を迎えるという時代から、80歳まで働いて100歳で寿命を迎えるという時代への転換を受け入れる必要があります。それには二つの選択肢があります。

①より長く働く

②資産をより効率的かつ長く運用する

長く働くには、折り返し地点である50歳前後でもう一度学び直し、新たなスキルを習得することで自分のマーケットバリューを上げる必要があります。

会社を辞めて大学院に入り直すことまでしなくても、オンラインで海外の大学の学位や修士号を取ることもできるようになっています。

そして、もう一つがより資産を効率的に運用するということです。より長く働けるということは、それだけ資産を増やすチャンスがあるということです。(日本一カンタンな「投資」と「お金」の本より)

どうでしょうか。

私たちは、お金と上手に付き合い、楽しいセカンドライフをおくるためにも、ライフプランを見直し、長期のマネープランを考える必要があります。自分の価値を高めることもマネープランの一つなのでしょうね。「より長く働く」ことと「資産をより効率的かつ長く運用する」こと。肝に銘じたいなと思いました。

より長く働くこと

「より長く働く」について考えていると、2019年6月3日の金融審議会市場ワーキンググループの報告書のデータを思い出しました。この報告書では、日本人の就労状況についても触れています。

レポートには、「65歳から69歳の労働力率」というデータがあり、そこには世界の状況も載っているのですが、日本では65歳過ぎても男性の54%が就労しており、この数字は世界でも格段に高い水準だそうです。そして、高齢者が働くこの状況は今後も続くのではないかと予想されています。

あなたは、何歳ごろまで収入を伴う仕事をしたいですか。

◇「老後2000万問題を考える」
2019年6月3日の金融審議会市場ワーキンググループが出した報告書について書いたコラムです。あわせてお読みください。

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