せっかく食べるなら! ブロッコリーの賢い扱い方

前回はブロッコリーの栄養素についてご紹介しました。今回は、せっかく食べるなら効果的に栄養素を摂ろう!ということで、ブロッコリーの扱い方についてご紹介していきます。

美味しいブロッコリーの見分け方

ブロッコリーは花のつぼみの部分を食べています。この部分が黄色くなってきているものは鮮度が落ちているので避けましょう。
また、軸の部分が茶色っぽくなってきているものも鮮度が落ちている証拠。
軸の部分がみずみずしく、花蕾がぎゅっとしまって、緑色の濃いものを選ぶとよいです。

ブロッコリーの保存方法

冷蔵保存の場合

買ってきたら、ブロッコリーについている葉を取り除き、袋に入れ、軸の部分を下にして立てて保存しましょう。
ブロッコリーの新鮮さを保つための適温は0~5℃と言われています。
「野菜だから野菜室へ…」と温度が3~7℃の野菜室でブロッコリーを保存すると劣化が早まってしまうのです。
そこでおすすめはチルド室での保存です。チルド室は温度が0℃に保たれています。
ただチルド室がない冷蔵庫もあるので、その場合は冷蔵室で保存しましょう。
鮮度が落ちるスピードが早いため、3~4日で食べきるようにしましょう。

冷凍保存の場合

食べきれない場合は、小分けに切ったブロッコリーを下茹でしてから冷凍保存します。
冷凍保存後に解凍するとブロッコリーが柔らかくなるため、茹で時間は30秒ほどと、固めに仕上げるようにしましょう。
茹で終わったら、粗熱を取って水を切り、保存袋に入れましょう。このようにすれば、1か月ほど日持ちします。

ブロッコリーの効果的な食べ方

茹でる?蒸す?電子レンジ?

ブロッコリーには水溶性のビタミンが多く含まれているため、「茹でる」など水を多く使う調理法だと、せっかくの栄養が流れ出てしまいます。茹でると、ビタミンCは約半分にまで減ってしまうのです。
その他のビタミン類やカリウムなどのミネラル類も、同様に半分程度減ってしまうようです。

次に蒸す場合ですが、茹でるときのようにビタミンCをはじめとする栄養素が溶けだしてしまうということがないため、蒸した後もどの栄養素もほとんど残っているようです。

電子レンジを使用して加熱する場合は、蒸す場合と同じ考えで、ラップをかぶせて加熱すればほとんど栄養素が逃げることもなく、ビタミンCに関しては、蒸す時よりも減ってしまう量が少ないと言われています。

ブロッコリーに最も豊富に含まれるビタミンCをたくさん摂取したいというときには電子レンジを使用し、ふっくらとした食感を楽しみたい場合は、蒸す方法を選ぶとよいでしょう。

いかがでしたでしょうか。ちょっとした工夫で、効果的に栄養素を摂取することができます。
茹でる方法でも、茹で時間を短くしたり、スープごといただいたりすることで工夫ができます。
栄養素を逃がさないようにすることももちろん大切ですが、料理には味や食感も大切。
自分の好みと料理や栄養とのバランスを取って、ブロッコリーのおいしさを楽しんでください。

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「みんなの終活窓口」の終活コーディネーター。 「食べ物が身体を作る!」と栄養のことも勉強中。栄養と終活の融合を目指してます。 終活と聞くと死ぬ準備とネガティブにとらえられがちですが、「これからの自分の毎日を充実したものにするための前向きな活動」という認識が当たり前になってほしいと思っています。 ぜひ一緒に終活に取り組んで、明日からの日々を充実したものにしましょう!

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