相続手続きに関する調査レポート

 11月11日は11のゾロ目の日で漢字で十一と書くことから「士(サムライ)」にちなむ話題が多く発信される日です。『士業』をはじめとする専門家と提携し、相続手続きのプラットフォーマー事業「みんなの相続窓口」を展開する株式会社ルリアンでも11月11日を『士の日』と定め、士業や相続に関する情報の発信を強化しています。本日は2023年2月に実施した全国調査の結果をもとに、相続手続きに関するレポートをお届けします。

相続手続き、6割以上の人が高度な知識が必要だと回答

 親の死による相続経験者492人に対し、「経験した相続手続き全般を通じて、専門知識の必要性についてどのように感じたか」という調査を行ったところ、「かなり高度な知識が必要だと感じた」(24.2%)、「やや高度な知識が必要だと感じた」(39.4%)、「それほど高度な知識は必要ないと感じた」(29.1%)、「まったく高度な知識は必要ないと感じた」(7.3%)という結果になりました。「かなり高度な知識」と「やや高度な知識」の回答者を合わせると、高度な知識が必要を感じた人の割合は6割を超えることになります。

相続未経験者ほど、専門性を要する手続きがイメージできていない傾向に

 「次にあなたが相続する際にどのような手続きが発生すると思うか」という質問について、「親の死による相続」の経験者と未経験者に分けて集計したところ、経験者側がすべての項目でその手続きが発生すると考えている割合が高いことがわかりました。

 経験者・未経験者ともに回答の割合が高かった上位3項目(複数回答)は共通しており、「行政への死亡届の提出」「亡くなった親の年金受給停止手続き」「遺品の整理」となりました。一方、経験者と未経験者で差が開いた上位3項目(複数回答)は、「相続人確定のための戸籍調査(差分12.1%)」「遺産分割協議書の作成(同11.9%)」「金融資産(株式、債券、保険等)の名義変更(同9.2%)」となっています。

 遺産分割や分割後の手続きなど、専門性を要する手続きがイメージできていない傾向がうかがえます。

 ひと言で「相続手続き」といっても、その言葉の中には多岐にわたる項目が含まれます。大きく分けると、死亡届やさまざまな届け出などの「死後の諸手続き」と、多くの方がイメージされるであろう「遺産分割」、そして「納税」の3つのステージに分かれます。10ヶ月から1年にも及ぶ、長い長い道のりになります。

 「死後の手続き」の多くは、ご逝去後、数日間で行うものも多く含まれ、落ち着かない時間を過ごすことになります。「遺産分割」は“争いの種”として認識されているものの、一方でスムーズな合意があったとしても、その手続きが煩雑であることはなかなか伝わっていません。「納税関係の手続き」に関しても、どのようなケースで発生するものなのかを含め、独力で行うのは難しいところがあります。

 みんなの相続窓口では、様々な専門家と連携し、相続のお手続きに関するワンストップサービスをご提供しております。相続に関する手続きはもちろん、相続発生前の準備もサポートしておりますので、当サービスをお役立てください。

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株式会社ルリアン 広報部

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※記事は執筆時点の法令等に基づくため、法令の改正等があった場合、最新情報を反映していない場合がございます。法的手続等を行う際は、各専門家に最新の法令等について確認することをおすすめします。