最上のわざ|終活コーディネーターが選ぶ「終活映画」

週末に、『ツナグ』という映画を見ました。

主人公は渋谷歩美(松坂桃李さん)。その祖母アイ子を樹木希林さんが演じていました。

映画の中で、祖母アイ子が何度か口にする「最上のわざ」。

ネタバレになってしまうので詳しくは書きませんが、上智大学学長も務められたヘルマン・ホイヴェルス神父 (Hermann Heuvers)の随想選書『人生の秋に』からの引用ということを後で知りました。

樹木希林さんが朗読されたので本当に重みがありました。できれば映画の朗読を聞いて欲しいくらい。行間に込められているのは悟りでしょうか。深いなと思ったので、書き記しておきます。

最上のわざ

この世の最上のわざは何?

楽しい心で年をとり、働きたいけれども休み、しゃべりたいけれども黙り、失望しそうなときに希望し、従順に、平静に、おのれの十字架をになう。

若者が元気いっぱいで神の道を歩むのを見ても、ねたまず、人のために働くよりも、謙虚に人の世話になり、弱って、もはや人のために役だたずとも、親切で柔和であること。

老いの重荷は神の賜物。古びた心に、これで最後のみがきをかける。まことのふるさとへ行くために。

The following two tabs change content below.

みんなの 終活窓口

【生前から備える「みんなの終活窓口Ⓡ」】 終活の情報発信基地。生前の様々なニーズにお応えするために「みんなの終活窓口Ⓡ」を展開しています。 人生の完成期に向かわれるみなさまの遺言書作成や相続税対策、認知症対策、家族信託サポート、身元保証​、老人ホーム、葬儀​、お墓、遺品整理、住宅購入や保険の見直しなども行っています。

※記事は執筆時点の法令等に基づくため、法令の改正等があった場合、最新情報を反映していない場合がございます。法的手続等を行う際は、各専門家に最新の法令等について確認することをおすすめします。