【プレスリリース】ルリアン×筑波大の共同研究論文が学会誌に掲載「都市計画論文集 Vol.58 No.3」(J-STAGE)~相続時調査データによる相続と空き家発生との関係分析~
相続手続きのプラットフォーマー事業「みんなの相続窓口」を展開する株式会社ルリアン(本社:京都府京都市、代表取締役社⻑・藤巻⽶隆)が、筑波大学と行っている「相続工学」に関する共同研究論文『相続時調査データによる相続と空き家発生との関係分析』が、日本都市計画学会の主宰する学術論文集『都市計画論文集Vol.58 No.3』(オンライン学術プラットフォーム「J-STAGE」上)に掲載されました。
この論文は、深刻化する空き家問題に対処するため相続空き家発生メカニズムを定量的に考察することを目的としています。論文の発表は、11月10~12日に岩手大学で開催される日本都市計画学会第58回論文発表会にて行います。
査読を経た研究論文の発表は、共同研究開始後初めてとなります。
記
▽論文名 『相続時調査データによる相続と空き家発生との関係分析』
▽著者(共著) 阿部くらん(筑波大学)
藤巻米隆(株式会社ルリアン代表取締役社長)
小西弘樹(株式会社ルリアン専務取締役)
宇佐美朋香(株式会社ルリアン執行役員デジタルデザイン部長)
大澤義明(筑波大学)
▽掲載誌 『都市計画論文集Vol.58 No.3』(オンラインプラットフォームJ-STAGE
https://doi.org/10.11361/journalcpij.58.1109
▽論文サマリー
国土交通省の平成26年度(2014)調査によると、空き家の半数以上が相続によって発生していることがわかりました。深刻化する空き家問題に対処するため、この論文では体系的に整理された相続に関するデータを空間分析し、相続空き家発生メカニズムを定量的に考察することを目的としています。まず、潜在的な空き家の発生率と、全国の空き家調査で示される現在の空き家率の関係を明らかにします。次に、相続属性に関して、クロス分析やロジスティック回帰分析を行い、空き家を発生させやすい相続と建物の特性を把握します。
▽学会発表 日本都市計画学会第58回論文発表会(11月10~12日、岩手大学)
▽研究者コメント
筑波大学システム情報系教授 大澤義明(指導教官)
空き家は全国に膨大にあり今後も増え続けていくことは確実です。建物が空き家となる主たるターニングポイントは相続です。相続後に良好な建物として不動産価値を維持し地域のまちづくりに引き続き貢献していくためには、相続時での対応や判断のスピード感が求められます。本研究では、大量のデータをもとに地域性や属性などの相続パターンと空き家発生との関係を分析しております。本研究が空き家問題解決の一助となることを願っています。
▽弊社代表コメント
株式会社ルリアン代表取締役社長 藤巻米隆(共著者)
弊社では相続に関する工程を記録するシステムを開発し、それに基づいて業務の改善などを行ってきましたが、2年前からはそれを筑波大学等との研究に利用するようになりました。このたび、査読を経た論文が掲載されるというステージに至ったことは大きな成果と考えています。ますます進んでいく超高齢社会においてビジネスを展開していくにあたり、相続が引き起こす社会課題に向き合っていくため、データの蓄積と研究による知見の獲得、それを生かした課題解決への取り組みを引き続き進めていきます。
▽相続工学について
法学や行政論の研究が主だった相続の領域について、その工程や課題発生のメカニズムを解明することを目的としてルリアンと筑波大学により2021年4月から「相続工学」と銘打った研究が始められました。応用地域学会などの各種学会発表に加え、全国の相続の専門家で構成する「みんなの相続窓口 全国協議会」主宰による相続工学研究会が毎年3月に開催され、研究成果の発表を行っています。
関連リリース:
「相続工学研究会の特設サイト開設」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000076273.html
「紙からの脱却を指向したIT素人のストーリー」
https://prtimes.jp/story/detail/XBaEMJS6AYB
▽日本都市計画学会について
都市計画及び地方計画に関する科学技術の研究発展を図る為、1951年に創立されました。会員の研究発表、知識の交換並びに会員相互及び内外の関連学協会等との連絡提携の場となり、都市計画に関する学術の進歩普及と都市計画の進展、及び都市計画に係る専門家の資質の向上を図り、学術・文化・社会の発展に寄与することを目的としています。
公式サイト:https://www.cpij.or.jp/
▽J-STAGE(ジェイ・ステージ)について
文部科学省所管の国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が運営する電子ジャーナル(学術雑誌)の無料公開システムで、1998年にプロジェクトがスタートしました。正式名称は「科学技術情報発信・流通総合システム」。医理工系の査読つき学術雑誌を主な対象としています。
株式会社ルリアン(Lelien, Ltd.)
所在地 【京都本社】
〒604-8151 京都府京都市中京区橋弁慶町227 第12長谷ビル9階
TEL 075-585-5188 FAX 075-585-5189
事業 相続手続きのニーズを抱える顧客と、専門事業者を結びつける相続のプラットフォーマー事業ほか
設立 2018年4月2日
資本金 1035万円
代表者 代表取締役社長 藤巻 米隆
URL https://www.le-lien.co.jp/
みんなの相続窓口Ⓡ
株式会社ルリアンが各地の専門士業と連携し全国展開している相続手続きサービス。
専門家がご自宅等にご訪問(事務所対応も可)。土日祝日対応。
お問い合わせ https://le-lien.co.jp/entry/
株式会社ルリアン 広報部
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